你好!(ニーハオ!)


台湾でDTM講師してます、萩原悠です。
最近はもう連日30度超え……マジ暑くてやばい…orz



さてさて、先日さらっとKindleデビューをしました!

→・Kindleライフ始めました!



当然活字モノを読むために始めたんですが……漫画もゲットしちゃいました。
今日はそんなお話です。


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[ブラックジャックによろしく] あらすじ



ブラックジャックによろしく1
佐藤秀峰さん
ブラックジャックによろしく

です!


有名なのかな?

僕は全く知りませんでした。


医療系漫画です。


ネタバレにならないレベルでうっすらとあらすじを書きますね。

主人公は 斉藤英二郎 研修医

研修医というのは要するに見習いだ。
医者になるには大学で6年間医学を学び
医学国家試験に合格しなければいけない。

ところがその国家試験は医学の知識をみるもので
実技試験などは含まれていない(!)

そこで医師免許を取得した者の
大半は
その後2年間大学病院などで研修をする。

ブラックジャックによろしく 1巻より



日本の医学を支えると意気込んでいる斉藤くんが目の当たりにする医学界の本当の姿。




1日平均労働時間16時間
月給なんと………3万8千円——!!!

ブラックジャックによろしく 1巻より





研修医である2年間は3ヶ月ごとに様々な科をまわり勉強をするようで、

数巻ごとに転科しながら様々な問題や悲劇と向き合い戦っていくお話です。

とは言え、まだ僕も途中までしか読んでないのでなんとも言えないですが…。


感想 「とにかく胸が痛い…」



いや〜とにかくね、胸が痛くなります。

手術シーンもあるから痛いのは当たり前なんだけどそうじゃなくて!!


主人公は研修医、
まだその世界の現実を知らないジャンプ漫画の主人公みたいなタイプで、つまり
「なんでこうした方がいいに決まってるのにやらないんだー!」
って喚きちらして走り回るタイプ。

でもその度に先輩方からとっても冷静で冷酷なダメ出し、反対を頂くわけです。

当然主人公の斉藤くんは
「医者は患者のためにあるべきなんだよぅおぅおぅ」
とかまた反論するのですが、

先輩方もただ信念をなくしてお金のためだけに働いてるわけではなさそうです。

どっちも正しい、いやむしろ先輩方の方が正しい。

今の社会や医療制度ではむしろそれが患者さんのためになる。

でもそれって本当に本当なのかな……


死ぬのは本当に恐ろしいこと。

でも死ぬより恐ろしいこともあるかも知れない。

死ってなんだろう。お金ってなんのためにあるんだろう。

そんなすごい作品です。



「ほっといても死ぬ。どうせ死ぬなら腹を開けろ」

「要するに君は自分がそんな事に加担したと思いたくないだけじゃないですか?」

「私はあの子を自分の子とは認めません」

「絶望って…眩しいのね」

「患者を使って抗がん剤の研究を行っている…平たく言えば人体実験さ…」

「我々はその100万のためだけに無意味に老人の体を切り刻んだ…」

「死ぬと決まったら見舞いにすら来ないんですね…」

「無駄な延命治療は社会悪だ」

「最後にアンタの心臓をさわるのは……我々だよ…」

「点滴の中身が何かご存知ですか?」

「たとえ手術が失敗したとしたって オレはアンタに出会えたから満足だよ」

「今月分の治療代は 234万5千円です」

「命を救うだけが医者の仕事でしょうか?」

「そもそもオレが金をとる事と お前がオペをしなかった事になんの関係がある?」

「ギャンブルの始まりだ」

「殺人者は医者か!?親か!?お前か!?」

「お好きな方をお取り下さい。中に入ってるのはどちらも”絶望です”」

全て [ブラックジャックによろしく]より




ブラックジャックによろしく 無料!!!!!



ブラックジャックによろしくKindle


なんだか物凄い内容の作品ですが、
何故僕がこれを読み始めたかというと………


無料だからです!!


ホントに、1巻だけとかじゃなくて全巻無料

僕はKindleで読んでるんだけど、どうやらYahooブックスだとかBookliveだとか、あちこちで無料だそうです。


理由を調べてうっかりネタバレとかを踏むのが恐いので今のとこ調べてませんが、

なにか作者の
「お金要らないから読んでほしい、知って欲しい、こういう現実を」
みたいなのがあるのかなと勝手に想像してます。

皆さんもよかったら読んでみてください。

なんかね、どん底まで落ちる内容も多いけど、

筆圧の強さになんかすごい迫力を感じたり、

主人公斉藤君の葛藤と勇気に励まされたりします。

そして、本当に一生懸命生きようと思いますよ。

マジでおすすめ!


そんな感じで今日はおしまい。


最後まで読んでくれてありがとう、萩原悠(→@hagiwarau)でした!